金婚式プレゼントに手作りの言葉
気持ちを伝えるのは言葉が一番。お金や物には変えられないものなので、金婚式にも家族全員の気持ちを集めた手作りの寄せ書き、メッセージギフトがたいへん人気です。
どんな寄せ書きで、何を書けば喜ばれる?
手作り感に溢れる温もりが、寄せ書きの魅力。金額にこだわることなく、家族全員が楽しく気持ちで、心を込めて金婚式の寄せ書きを製作するとよいでしょう。綺麗に仕上げようと高級感にこだわろる必要はありません。ちょっとした失敗もユニークと思ってください。
色紙はやっぱりシンプルな白。真っ白な色紙に、思い思いの気持ちを伝えましょう。ただ色紙をそのまま渡したのでは味気がありません。額縁に入れて、飾り付けしましょう。
金婚式の寄せ書きに書く内容
素直に「おめでとう」「ありがとう」だけでも構いませんが、具体的な気持ちを加えてあげると、メッセージの深みが増します。中々会えない家族なら、そのときの近況報告も交えたら喜ばれます。
ただし、マイナスな気持ちになってしまわないように気を付けること。健康を気遣うくらいならよいのですが、具体的な病気などに触れてしまうと嫌な思いをすることもあります。
プロのイラストで寄せ書きの魅力をアップ
色紙を手作りで仕上げるのは素敵です。でも、プロに頼ってみるのも喜ばれるアイデアになりますね。そのひとつが、プロの似顔絵イラストです。絵が得意という方であれば、もちろん自分で描いて贈ってもよいですが、やっぱりプロの仕事には敵いません。
プロに描いてもらうには、どうすればいいのか?って話ですが、寄せ書き用のイラストサービスはいくつもあります。大抵はインターネットから申し込みできるので、簡単ですよ。
写真を送れば、アニメやパステル、リアルなど様々なタッチで色紙に描いてくれます。絵描きさんによってイラストの趣は違うので、お好みで選びましょう。
シンプルな贈り物の寄せ書きは、額に入れたり、イラストを加えたりと、メッセージだけに頼らず、贈り物らしく仕上げてください。寄せた言葉も、よりよく輝いて一層に喜んでもらえるはずです。
手作りのメッセージカード
金婚式を迎える両親へのお祝いとはいえ、「素直に両親に気持ちを伝えるのが苦手」という方もいると思います。その場合、贈り物に添える手作りのメッセージカードで気持ちを伝えてみましょう。
不器用でもメッセージカードに気持ちを添えて
両親に素直になれない方は、簡単なメッセージを伝えるだけでも、とても恥ずかしくて難しいもの。その気持ちはよく分かります。ただ、「メッセージは直接口で伝えられなければ両親に喜ばれない」とは限りません。
不器用ながらも、気持ちを文字にして贈れば、それでも十分伝わります。お祝いの気持ちをメッセージカードに書くだけなら、恥ずかしいことでもありませんよね。きっと、うまく伝えられるはずです。
メッセージカードの良いところは、気持ちのこもったメッセージがいつまでも形として残ってくれること。手作りのカードは思い出として残り、いつでも好きな時に読み返すことができます。
贈り物に添えるメッセージカードでも、贈られる両親からすれば、それは宝物。どれほど高級な贈り物よりも、そのメッセージの方に大きな喜びを感じてくれることに違いありません。
どんなメッセージを書けばよいのか
メッセージカードには、どんなことを書けば喜ばれるのでしょうか?
まずは一番に感謝の気持ちを伝えることです。金婚式を迎えることができた円満な夫婦生活、元気で健康でいることなどを自分も喜んでいることは、簡単なお祝いの言葉だけでも伝えることができます。
言葉が多ければ多いほど喜ばれるとは限りませんが、少しは具体的な内容を伝えると喜びも増します。例えば、両親が結婚50年を迎えるまでの間、子どもとしての自分はどんな思い出があったのか?何に一番感謝をしているのか?など夫婦50周年は両親だけのものでなく、自分の幸せや喜びでもあることを、伝えられる言葉にしましょう。
どうしても恥ずかしくてメッセージが思い浮かばない方
一緒に贈るプレゼントについて書いてみてください。なぜそのプレゼントを選んだかを書けば、相手のことを想っている気持ちを伝えることにも繋がるものです。
それでも「おめでとう」「ありがとう」という言葉はひとつ、恥ずかしさを我慢してでも添えてあげてくださいね。
金婚式に電報や手紙を贈る
両親の金婚式。事情で直接お祝いに行けないこともあるでしょう。そんなときは、手軽で直ちに気持ちを贈ることができる、祝電が活躍します。
祝電で想いを伝える言葉や文字は?
祝電は文字数が増えるほどに料金も増えるのが一般的です。なので、大切なお祝い事だからと、たくさんの気持ちを詰め込むというメッセージの贈りかたは向いていません。もちろん料金は一切気にせずというのであれば話は別ですが、電報でひとまず気持ちを贈るのなら短くメッセージにまとめましょう。
祝電にて金婚式のお祝いを伝える場合「金婚式おめでとうございます」というメッセージはまず必要です。加えて「心よりお慶び申し上げます」「心よりお祝い申し上げます」「いつまでも仲の良いご夫婦で、末永くご円満に」とあるといいでしょう。
「健康を気遣って、これからもお体に気を付けてお元気で」とすのはよいですが、病気など体の不調を具体的に書くのは避けます。
祝電サービスで金婚式を祝う注意点
金婚式に限らず祝電サービスを利用する上で注意しておきたいことが、先にもあげました文字数です。祝電は基本的に文字数で料金が決定するので、大量のメッセージには向きません。
ただ最近では、豊富な文字数を固定料金で送ることができるサービスを提供しているところもあります。たくさんメッセージを送りたい方は、料金を気にせず送れるサービスを利用しましょう。
祝電の配達速度もお店や地域、サービスによって異なります。たとえば同じ時間に祝電をお願いしても、当日お届けできるところもあれば、翌日以降になってしまうところもあるのです。当日の急ぎ祝電の場合は、確かに金婚式の日にお祝いのメッセージをお届けできるかを確認した上で、サービスを利用しましょう。
祝電ではメッセージだけでなく、一緒にお祝いの商品を贈ることもできます。祝電に添える贈り物とはいえ、各電報会社は素敵な商品を取りそろえているので、金婚式に喜ばれる品物を選んでみてください。
手紙を書く
もちろん電報ではなく、手紙でも構いません。感謝の気持ちなどを手紙に書き、贈り物と共に渡してみてはどうでしょう?
手紙を書く場合、「文章を書くのが下手なので…」と考える方がいますが、今の時代、ネットで参考になる例文集がいくつも見つかります。それを参考に文章を書けば全然大丈夫。直筆の手紙は、想いが伝わりやすいですよ。
両親の金婚式に贈りたい言葉
両親の金婚式、どんなプレゼントをするにせよ、忘れてはいけない大切な贈り物が1つあります。それは、両親へのお祝いの言葉です。金婚式という長い時間を共有してきた両親に対して、お祝いの言葉を贈ることは何よりも大切なことだから。では、金婚式にはどんな言葉を贈ればいいのでしょうか?
代表的な言葉として、これまでの苦労をねぎらう
ご苦労さま、これまで大変な時もあったでしょう。
などの言葉になります。
また感謝の気持ちを忘れてはいけません。ご両親があって貴方がいる訳ですから、
ここまでありがとう!
といった感謝の言葉は忘れないようにしたいですね。
他にもご両親が高齢となっているケースも多いので、
この先のことは任せて欲しい。
と言った安心させる言葉が必要です。
何かあった時はいつでも言ってね。
などと添えておくと良いでしょう。
大切なのは気持ちです。あなたが今まで育ててもらった感謝の気持ちや、これからご両親にどのような人生を送ってほしいのか、そういった思いをストレートに伝えることが大切。
伝え方にもこだわると、より気持ちが伝わるようになります。そのためには、具体的なエピソードを交えることが大切です。言葉だけで、「感謝しているよ」「これからも元気でね」と伝えるだけでは、何か物足りません。
たとえば、過去のことを伝えるのであれば、
あんなことをしてくれたから、とても嬉しかった。
あのときはなぜ叱られたのか理解できなかったけど、自分が親になってみると理解できる。改めて親の愛情を感じたよ。
といった、当時の出来事とそのときに感じた感情を伝えてみてください。
また、これからのご両親の生活に触れるのであれば、どのような人生を送ってほしいのかを具体的に伝えてみましょう。
今までは周りに気を遣いすぎていたから、
これからは自分のことをもっと考えてほしい。
といったことや、
今までできなかったようなことを残りの人生でチャレンジしてほしい
といったことを伝えてみましょう。
いずれにしても、大切なのはあなたの気持ちをストレートに伝え、具体的なエピソードをつけてより伝わりやすく工夫することです。あなたのご両親への思いを真っ直ぐに伝えてみてください。