金婚式の祝い方
ご両親の金婚式をお祝いしたいと思っても、実際にどうすればいいのかよく分からずに、お困りの方も多いでしょう。そこで、ご両親の金婚式のお祝いの仕方をご説明します。
金婚式は、結婚50周年をお祝いするイベントです。半世紀もの間、支え合ってきたご両親へのお祝いとして、しっかりと準備したいものです。
金婚式のお祝いをするタイミング
金婚式のお祝いはいつすればいいのでしょう?
- 入籍記念日から50年
- 結婚式を挙げた日から50年
- 一緒に住み始めた日から50年
など金婚式のお祝いのタイミングはいろいろありますが、この日でなければという決まりはありません。ご両親の思い入れのある日を事前に確認しておくか、あるいはサプライズ的に開催するのもいいかもしれませんね。
金婚式に出席する人は、ご両親とあなたの兄弟姉妹、孫だけといった家族が中心の場合が多いのですが、中には親戚・知人なども招待して盛大に開催する家族もいます。身内だけで開催するのか、多くの人を呼んで盛大にやるのか?これは少し迷うところなので、ご両親の希望を聞いてみるといいですね。
贈り物
金婚式は結婚50年をお祝いする場です。金婚式のお祝いには、プレゼントを用意しましょう。
結婚記念日の相場は1万円ぐらいですが、金婚式は結婚50周年。メモリアルな記念日ということもあり、両親への贈り物は3〜5万円ぐらいが相場です。ご両親が喜ぶ記念に残るプレゼントを選んであげてください。
年齢を考えても、機能的なものよりも、二人のためだけに作られたオリジナル品、たとえば名前入りのプレゼントや、お二人にちなんだものを贈ると喜ばれます。
金婚式のお祝い会
金婚式はご自宅で開催するもよし、ホテルやレストランなどを使ってちょっと豪華にするもよし。両親や家族と相談して、思い出に残るような笑顔があふれる金婚式のお祝いをしてあげてください。
金婚式のお祝い会を家族で開く
両親の金婚式プレゼントトは食事会などで渡されますから、家族揃ってのお祝いの会を開くことも多くなっています。家族だけではなく、友人や知人なども呼んで盛大に行うのもいいですね。
食事会やお祝いの会を開く場所として、かつて結婚披露宴を行ったホテルなどを借りてやるのもいいでしょう。ただ、50年前のこと。昔のまま残っていることが条件になります。残念ながらなくなってしまった場合、レストランや料亭で行うのが一般的ですが、自宅で家族揃っての食事会も落ち着けます。
金婚式を迎える両親は高齢であることも多いので、年齢に合わせて負担にならないよう食事会などを開くようにしたいですね。
両親の金婚式を自宅で開く
金婚式のお祝いはレストランやホテルなどでパーティーをしたり、家族揃って旅行をするなど、楽しみ方はいろいろですが、あえて自宅で金婚式のパーティーを開く選択をする家族も増えています。
金婚式を迎える夫婦が高齢である場合、旅行で長時間の移動をしたり、宿泊することが困難というケースもありますからね。
自宅で金婚式のお祝い会を開くと、レストランやホテルで豪華な食事を楽しむよりも、リラックスしたアットホームな雰囲気のお祝いが可能です。いつもと変わらない生活空間でのお祝い。サプライズを仕掛けることもできます。自宅の金婚式には魅力がたくさんあるのです。
金婚式を迎えた夫婦が、長年暮らしてきた自宅でお祝い会を開く。そのことに価値があるようにも思えます。家族全員が自宅に集まり、手作りの金婚式のお祝い会を行い、料理やプレゼントを贈る計画を立ててみてはいかがでしょうか?
両親や家族と相談して、思い出に残るような笑顔があふれる金婚式のお祝いをしてあげてください。
金婚式のお祝い会を盛り上げる垂れ幕の作り方
金婚式のパーティーを盛り上げるために、垂れ幕を用意するのは素敵なアイデアです。垂れ幕なんて、そうそう日常で作るものではありませんから、その作り方をご紹介します。
垂れ幕というのは、壁に大きく張って垂らすお祝いのメッセージです。大きなお祝いメッセージは、それだけで会場の大きなインパクト。雰囲気を盛り上げることができます。作り方はそれほど難しいものではありません。楽しみながら、小さなお子さんたちと一緒にご家族で作ってみてはいかがでしょうか。
幕の素材は、紙よりも布地が綺麗な仕上がりになります。大きな布地は、街の生地屋さん、手芸屋さんで手に入りますよ。サイズは会場の張るスペースを考えて決めましょう。
文字は筆でダイナミックに書いてもよいですし、パソコンソフトから大きな文字の型紙を作って、それを当て紙にしてマジックで塗りつぶすやり方もあります。書く内容に指定はありません。金婚式のお祝いのメッセージ、イラストなどを自由に書いて華やかに仕上げてください。
大々的なパーティーには業者の綺麗な垂れ幕を
手作りは楽しめますが、「急いで用意しなくてはいけない」「失敗せず綺麗に作り上げたい」という方は、専門業者に垂れ幕作りをお願いしましょう。専門の印刷会社で垂れ幕の制作を行っています。インターネットからも申し込みできるので簡単です。
業者にお願いする垂れ幕なら、素材もデザインも好きに選べます。文字もくっきりと綺麗な仕上がり。手作りならではの、アットホーム感あふれる垂れ幕も喜ばれますが、業者に頼めば、より本格的なパーティーを演出できます。
身内だけでなく、知人友人などたくさんの人を呼んで大々的な金婚式パーティーという場合には、プロによる垂れ幕のほうが格好がよいでしょう。
思い思いに手作りで楽しむのも良し、プロにお願いして綺麗に仕上げてもらうのも良し。お時間や予算を考えて、無理のない方法で金婚式を華やかに盛り上げてくれる垂れ幕を用意してくださいね。
金婚式の食事メニュー
お祝い会のお楽しみは食事ですが、両親の金婚式祝い会の食事メニューは何がいいのでしょう?そこで金婚式のお祝い会を開いた人に食事メニューを聞いてみました。それをまとめたものです。
金婚式にすき焼き
昨年、両親が金婚式を迎えました。外食をしてお祝いをしようと思ったのですが、希望をしていたお店の予約をとる事ができなかったので、自宅で食事をする事にしました。
家を新築したばかり。家族を招待する意味も込めて、我が家でお祝いをする事に決めました。悩んだのが食事メニューです。金婚式なので少し豪華にしなければと思ったのですが、私の腕では接待する自信はありません。
そこで両親の好きな物を中心にした食事メニューにしました。両親はお肉好きなので、すき焼きに決定。すき焼きのお肉は、少し奮発をして高いお肉にしました。高いだけあってとても柔らかいお肉で、両親も喜んで食べてくれました。
外食もいいのでしょうが、自宅でお祝いをするのも良いなと思いました。
金婚式のお祝いに中華料理
両親の金婚式には、豪華なレストランで食事をご馳走しようと決めていました。私はよく食べる方です。そして弟もよく食べるので、落ち着いて食事ができて、ボリュームもあるホテルのテーブルバイキングを4人で利用したいと思っていました。
しかし両親の家に遊びに行ったときに、2人とも食事の量が減っていることを実感。テーブルバイキングでは重いかもしれない、と考えなおしたのです。そこで中華料理が美味しいと評判のホテルで、一皿の量が少なめで、品数の多い食事メニューを選ぶことにしました。
金婚式用にと奮発した食事メニューだったので、すごくおいしくて両親もとても喜んでくれました。よく食べる私たちも品数が多かったため、満足度の高い食事会となりました。
金婚式の食事メニューはおふくろの味
両親の金婚式の食事メニューは、私達姉妹が母から受け継いだ味の再現に決めました。
料理が得意でなんでも一から手作りしてきた母。インスタント食品やジャンクフードが食べたい私達には、物足りないと思ったこともありますが、自分たちが作る側になり家族の健康を考えて料理をするようになると、母の愛情がどれほどのものだったか、ありがたく感じられるようになりました。
姉妹で母に料理を仕込まれてきました。でも、まだまだ母には適いません。それでも金婚式には、母も家事から解放され好物をお腹いっぱい食べてもらいたくて、できる限りの料理を姉妹で作ったのです。
金婚式の食事メニューとしては地味かもしれませんが、自分以外の人が揚げてくれた天ぷらをアツアツの状態で食べることができたと、母はとても喜んでくれました。
父も「味付けは母より美味しい」とお世辞を言ってくれ、私も嬉しかったです。金婚式プラス両親孝行ができたかなと満足の一日でした。