金婚式のお祝いの相場・熨斗

金婚式のお祝い相場

ご両親の結婚50周年を祝って、金婚式を開催する際、気になるのはプレゼントの相場ですよね。

 

普通の結婚記念日であれば5,000円から10,000円ほどですが、金婚式となると20,000円から30,000円ほど。50年という節目になるため、少々予算感が高くなります。

金婚式のご祝儀

ご祝儀についても検討されている方もいらっしゃるでしょう。

 

 

金婚式を「結婚式」と同じ扱いにされる家族や地域もあるため、ご祝儀を持参される方もいます。その場合の相場は、「一般の結婚式に参加するときに渡す金額と同等」とするところが多いようです。

 

 

友人・知人の金婚式 30,000円ほど
ご家族(ご両親)の金婚式 30,000〜100,000円

 

 

このあたりは、地域によって差がありますし、ご家族がどのような考え方をしているのかにもよります。期間に余裕を持って、兄弟姉妹、家族と相談してみてください。

 

プレゼントを渡すとき

兄弟姉妹が別々で金婚式のプレゼントを選ぶのか?一緒に(連名で)渡すのか?そういった相談も家族や親せきで話しておいた方がいいでしょう。

 

お祝い事は、けっこう身内の間でもめごとが起きやすいタイミングでもあります。お金の話はシビアなので、腹を割って話し合うことが大切です。

 

相場を意識しながらも、地域や家族の考え方を取り入れて、柔軟に対応していきましょう。こういった準備を済ませれば、あとは金婚式当日を楽しみ、盛大にお祝いするだけ。ぜひご両親の記憶に残るような1日にしてくださいね。

金婚式の熨斗(のし)と祝儀袋の表書きの書き方

熨斗(のし)は場面に応じて、いくつもの種類を使い分けています。日本古来の風習で、意外と知らないことも多いです。では、金婚式祝いの正しい「のしのマナー」とは?どんなのしの書き方が適切なのでしょうか。

 

のしは日本特有のリボンラッピング

のしは、日本に古くからある祝い事の贈り物につける添え物です。始まりは、縁起物として薄く伸ばしたアワビを添えて贈り物をしたという風習で、これが昆布・紙で代用するようになりました。

 

現代では「印刷のし」「折りのし」「祝儀袋が」使われるようになっています。正式マナーのイメージが強いのですが、目的はプレゼントのリボンラッピングのようなもの。相手に対するお祝いの気持ちを、さらに強めるために使われています。

 

のしは

 

  • 一般祝事の紅白蝶結び
  • 婚礼関係やお見舞いの結び切り
  • お悔やみの仏水挽

 

といくつか種類があります。リボンラッピングのバリエーションと同じようなものですが、のしの風習はあまりにも強く、伝統文化にもなっていますので、場違いなのしを選んでは恥をかくことに。覚えておいて損はありません。

 

金婚式の熨斗(のし)

では金婚式の贈り物にのしをつけるなら、どんなのしを付けるの?夫婦生活50周年で結婚に関係しているからと、婚礼関係の結び切りを使うのではなく、一般的なお祝いごとの一つとして、紅白蝶結びとするのが適切です。

 

お中元やお歳暮などにも使われる「祝いのし」になります。色は「紅白」「金赤」「金銀」の水引。

 

表書きの書き方

現在使われているのしには「表書き」があります。これは「贈り物と一緒に目録を贈る」というしきたりを簡略化してできた風習です。

 

金婚式の場合は、水引の上に、「金婚式」「御祝」と記載します。必要に応じて、水引の下に、贈り主名を記入。個人名でもよいですし、まとめて贈るならば「子供一同」などと書きます。

 

金婚式で使うのしは、蝶結びの水引に、「金婚式御祝」と贈る人を書くと覚えておきましょう。金婚式だからと、金婚式用の特別なのしは使われてはいません。一般的な祝事で使うのし、で大丈夫です。

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